ベーゼンドルファーの買収について以前記事にしたことがありますが、買収先はヤマハに決まったようです。
ヤマハが逆転買収へ=ピアノ名門ベーゼンドルファー―英タイムズ紙報道【ロンドン26日時事】26日付の英紙タイムズは東京発で、ヤマハが世界屈指のピアノ製造会社、オーストリアのベーゼンドルファーを買収する見通しになったと報じた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000138-jij-biz
※過去記事
ベーゼンドルファーについて
http://www.piano1.net/archives/50483402.html
ベーゼンドルファーについてベーゼンドルファーは、オーストリアのピアノ製造会社のこと。
スタインウェイ、ベヒシュタインと並ぶ名ピアノである。
なぜ、ベーゼンドルファーのピアノが貴重なのか?
ベーゼンドルファーは手作業で作られているため他メーカーに比べて生産台数が極端に少ない。
日本ベーゼンドルファー社のHPによると、
1828年の創業から今日まで177年間のピアノ数は約47,000台。
ピアノに使用される主要な木材は上質のスプルース材で、
スプルース材は、90年かけて樹高30メートルの成木となるもの。
成木を真冬限定で伐採し、
そのなかの20%に当たる約6メートルのAクラスのみを使用。
材木は5年間の屋外乾燥、
その後の製作で1年3ヶ月。
1台の製作には成木になる90年を含むと100年近い時間かかる。
森の再生に必要なサイクルを上回って伐採するか、Bクラスの素材をも使用すれば、より多くのピアノをつくることもできたはずですが、それをしなかったので希少価値の高い楽器なのです。
実際にベーゼンドルファーを見てみたい人はショールームへ電話で問い合わせの上、行ってみ・・・・・